STAG（鹿角）は、日本鹿の枝角のY字部位をグリップ材にした、弊社創作のランディングネットです。 (STAG MODEL/スタッグモデルの名称で登録商標取得済。 2016-080436)

コーティングは2液性艶消しウレタンが標準仕様。 高耐水・高耐侯性を備えつつ、メンテナンス性も考慮した、美しく実用性の高いランディングネットです。

素材をじっくり吟味しながら仕立てるこれらのネットは、年間受製作総数60～80本限定の商品。 お客様とディテールを確認し合い、繊細でユニークな作品を求めてじっくり仕上げるスタイルにつき、 最良の素材と出会える日を待って、或いは些細な拘りに執着しつつ、スローに製作いたしております。

STAG（鹿角）は、毎年秋～冬より新規受注製作を開始し、翌シーズン中を目途にお届けいたしております。

また、不定期ですが、展示在庫用やサンプルを兼ねて時々手掛ける作品をWEB SHOPにてご紹介・販売致します。

天からアイデアが舞い降りた瞬間

2003年の岐阜県・石徹白フィッシャーズホリデー。 ナイフ作家の友人がくれた鹿角のキーホルダーを眺めながら、 エンドに施工されたソング（皮の編み込み）の機能的意義について教えられた。 瞬時に閃いたネットのデザイン構想。

「二股部分の鹿角を、Y字形のグリップ材に見立てる。…スタイリッシュだ。」 「ショート仕立てのグリップエンドには、グリップ機能を持たせたソングを配し、 小指と薬指でしっかりとグリップ。　軽いうえに握りやすい筈だ。」

機能と軽量化を両立させた、今までに無いNEWコンセプトのネットの誕生の瞬間でした。 2004年のFFフェスタ（横浜）にて正式にお披露目となりました。

1本1本、最高の作品をお届けします。故に量産はできません

天然素材である鹿角は、色・柄・太さ・曲がり・風合いなどにおいて、 全て個々に個性があり、その選択肢は実に様々です。 その中から「鹿角ネット」の仕立てに見合った素材を見出し、 形やサイズをカスタマイズすることは容易ではありません。

より美しく。より機能的に。五感を駆使して削り、磨くことで生まれるフォルム。

収集と選別を経て、制作を繰り返すことで培ってきたノウハウと感覚を頼りに、 世界で1本だけのリジナルネットをお作りいたします。 大量生産、妥協生産をしない、拘り抜いた「本物」をお作りいたします。